Ties Wedding

とにかく、明るく元気で素直なお二人。
いつもニコニコとお互いを気遣いあい寄り添っているイメージです。

当日も、お嫁さんはずっとニコニコ！
新郎は最初から涙涙ｗ

うちのお客様は結構このパターンですね。
お嫁さんには幸せで美しい花嫁になる方法を伝授してますけど、
新郎には、プレッシャーを与えているからですかね(笑)

とにかく、私は新郎謝辞を紙を見ながら読み上げるのが嫌いなんですね。

「西嶋さん、紙見て言っていいですか？」
「駄目。自分の言葉でその時に思うことを心を込めて話せばいいが。大丈夫。」

と、いつもバッサリです(笑)

でも、みんなちゃんと紙を見ずに、言ってます。
真っすぐ正面を見て、堂々と言ってます。
カッコいいです！

こちらのお嫁さんは、ハミングバードの花嫁講座２回とも出席されています。

１回目は「和婚の知識」
２回目は「食事のマナー」

「参加してて本当に良かったって、結婚式終わって思いましたー♪」
と言ってくれました。

要は、富山で和装の結婚式をするにあたり、知っておかなきゃいけない知識を事前に教えてるだけなんですけどね。
こう言って頂けると、やってよかったなぁと思います。

そんなお二人の披露宴ですが、なぜだかわからないのですが、とても感動的なものになりました。

上司までも泣かせてしまいました。
お友達なんかは送賓の時に「あーーーーーっ！泣きすぎて頭痛い!!」と叫んでましたし。

恒例の屋移りの儀。
お母さんや兄弟との中座。
お色直しでファーストルック。

これは、良かったですね♪
初の試みだったので、新郎にはずっと演技指導（笑）してたんですが、素で感動してましたから♪

やっぱり、一緒にウェディングドレスを選ぶのも楽しいかもしれませんが、当日まで秘密っていうのは、仲間外れにされてるような、じらされてるような、なんとも形容しがたい感情が、新郎には芽生えてるんでしょうね。
こんなに嬉し泣きするんだ！とビックリしました。

富商カップルのお二人に、私からのサプライズ。
野球の応援メドレーでプチフラッシュモブです！

グダグダでしたが、二人と富商出身のご友人は大喜びでした。良かった!!

そして、両親への手紙。
新郎も書きました。
野球少年だった彼は、お父さんにキャッチボールをお願いしました。

「何か、言葉をかけて投げられ～」と言っていたのですが、終始無言でのキャッチボール。

羊毛とおはなさんの「ありがとうの手紙」に合わせて、司会がお父さんとの思い出を、ポツポツと語りました。

最後にガッツリ握手をして席に戻るお父さんに深々と頭を下げる新郎の姿。
ゲスト全員が根こそぎ涙を持っていかれました。

私は二人のことを知るために、たくさんの話を二人から聞きます。
どーでもいい話をたくさんします。

そして、二人と両親とゲストの気持ちを汲み取ります。
これは、多分、私の特技ですね(笑)

「己の欲せざるところ、人に施す勿れ」by孔子
なんですけど、要するに
「自分がされて嬉しいことを人にしてあげましょう。」
ということなんです。

「私がされて嬉しいこと」で思い付く演出は、多分、全員を喜ばせ泣かせるくらいの威力があるんだと気づきました(笑)←今更

司会も音響もカメラもビデオもお花も。今回の会場の自遊館さんも。
私が選んだ、一流の人たちです。

みんな、私がされて嬉しいことを知っている人たちなんですね。
「どうしたら西嶋が喜ぶか」を考えて、それぞれがそれぞれの仕事を完璧にしてくれます。

それが「お客様の満足」になり、いいものに仕上がることを知っているからでしょう。

逆に「二人の為、二人らしく、二人の希望を」と二人優先でプランニングしていると、ゲストにしてみたらどうなのかはわかりません。
二人が満足するのは、当たり前ですからね。

ハミングバードは少数精鋭部隊です。
素晴らしいチームメイトに囲まれて私は幸せだなぁと、披露宴が終わる度に思います。
そして、私は燃え尽き症候群になるのです・・・。
３日で復活しますけど(笑)